2011年2月24日
間違いなく去年のドラフトは豊作であり、その目玉である斉藤選手が夏の高校野球決勝で下したチームの本拠地北海道のチームにいくとはできすぎた話である。
ただ斉藤世代と呼ぶには役不足であると思われる。
彼は高校からプロにはいった同期では投手三冠の前田健太選手・楽天の田中将大選手はもちろんのこと、大学の同期 澤村選手・大石選手よりも厳しい立場にいる。
それでもその存在感から騒がれ、マスコミに連日取り上げられるのがとても可哀そうであるが球種の武器がないのが痛い。
前田選手にはスライダー、田中選手にはVスライダーといったウイニングショットがないのが大きい。 いずれにしてもこの世代プロ1年では自分が見る限り澤村選手くらいだと思っている。 彼のストレートは1年目でも十分に通用するだろう。
では今年のプロ野球でどの世代が台頭の予想されるかとと聞かれたら 中田翔・由規・唐川侑己の代ではないか。
ドラフトではビック3と今年ほどではないが騒がれたのが記憶に新しい。中田選手には本塁打王を感じさせるパワー、 由規選手には急速の出やすい神宮球場と言えど時速161キロは日本人最速であるし、 唐川選手には急速は140キロ台であるがストレートのノビとカーブを持っているし、 それぞれの武器はシーズン通してではないが一軍で通用もした。
彼らは今年は1年通して活躍できる年だと思っている。
小林 雄樹
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